2024/08/27
建売住宅で後悔した失敗事例8選!購入時のチェックポイントも解説
この記事では、建売住宅を購入して後悔してしまった失敗事例を8つ紹介します。
建売住宅を購入する際は、すでに完成している家や完成予定の家を土地と一緒に購入します。注文住宅より入居までの期間が短い点などが魅力ですが、自分で間取りやデザインを決められないため、失敗してしまったと感じるケースもあるでしょう。
この記事では、建売住宅で後悔してしまう原因や購入する際のポイントを解説します。マイホームの購入を検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
【この記事でわかること】
- 建売住宅を購入して後悔した失敗事例8選
- 建売住宅で後悔してしまう主な原因
- 建売住宅で後悔しないためのポイント
建売住宅を購入して後悔した失敗事例8選
ここでは、建売住宅を購入して後悔した失敗事例をご紹介します。
- 入居後に施工の欠陥や不具合が見つかった
- 間取りが家族構成や生活に合わなかった
- 収納スペースが足りなかった
- 日当たりが良くなかった
- 設備や内装・外観のグレードが低かった
- 断熱性能が悪く冬に寒さを感じた
- 近隣が似たデザインの家ばかりだった
- 立地条件が悪かった
上記8点を1つずつ見ていきましょう。
※この記事でご紹介する失敗事例はあくまで一般的な内容であり、シンプルホームのお客様の事例ではありません
入居後に施工の欠陥や不具合が見つかった
内覧の際には問題ないように見えても、実際に入居した後に壁のひび割れや床の傾き、水漏れなどの欠陥が見つかることがあります。施工の欠陥や不具合は、入居後に初めて気付くケースがほとんどです。
新築の場合、入居から2年間は『宅地建物取引業法』に基づく契約不適合責任によって、入居者は住宅の不具合の責任を売主に追及できます。また、入居後10年間は『住宅の品質確保の促進等に関する法律』に基づく担保責任によって、発見した欠陥について売主に対する修補請求や損害賠償が可能です。
しかし、修繕費用を請求できたとしても手間が発生するため、後悔したと感じてしまうでしょう。
間取りが家族構成や生活に合わなかった
購入前には理想的だと感じた間取りでも、実際に生活すると家族構成や生活に合わず、不便に思うことがあります。特に、子どもの成長やライフスタイルの変化を考慮せずに家を購入すると、後悔してしまうでしょう。
建売住宅を購入する際には、長期的な視野で考えて柔軟に対応できる間取りを選ぶことがおすすめです。
収納スペースが足りなかった
建売住宅は、自分たちで収納スペースの場所や数を初期段階で選べないため、足りないと感じるケースが多くあります。引っ越し後に荷物を整理できず、収納不足に悩んでしまうでしょう。
購入前に実際の収納スペースを確認し、必要な生活用品が収まるかをチェックしておくことが大切です。
日当たりが良くなかった
日当たりの良さは、洗濯物の乾きや日中の明るさなど、新居で送る生活の質に直結します。家が隣り合って建設されるケースが多い建売住宅では、隣の建物の影響で期待通りの日当たりにならない場合があります。
内覧時にベランダやリビングなど、さまざまな場所で採光が取れているかを確認しましょう。
設備や内装・外観のグレードが低かった
入居後に使用してみると設備のグレードが低いと感じたり、内覧時には良いと思っていた内装や外観が気に入らないと感じたりすることがあります。
建売住宅は一律仕様が建築されるケースが多く、個々の住宅をカスタマイズすることは難しいといえます。事前に仕様を確認し、自分たちの希望にどれだけ近いか慎重に判断することが大切です。
断熱性能が悪く冬に寒さを感じた
断熱性能が低い住宅では、冬の冷たい外気が壁などを通じて家に入り込んでしまうため、快適な生活を送れないおそれがあります。
建売住宅では自分たちで断熱性能の高さを選べないため、内覧したときなどに担当者にしっかり確認しておくことが大切です。もし気に入った家の断熱性能が低い場合は、オプションで追加の断熱工事を実施できるか聞いてみることもおすすめです。
近隣が似たデザインの家ばかりだった
建売住宅は、施工会社などが土地を購入して分割し、そこに同じデザインの住宅を建てるケースが多くあります。近隣の家が自宅と類似したデザインのものばかりだと、個性が感じられず他の家と区別できないことに不満を感じるでしょう。
特に、家のデザイン性にこだわりたい人は、購入前に近隣住宅をチェックして納得した上で購入することが大切です。
立地条件が悪かった
近くにスーパーやコンビニなどの施設がない場合や駅からの徒歩距離がある場合など、立地条件が悪いと生活に不便さを感じてしまいます。
購入した家で長く生活することを考えると、将来的に子どもが生まれたケースや老後も暮らすことを想定して、立地を決めることがおすすめです。
周囲の環境や交通の便をしっかり確認して、生活に支障がないか検討しましょう。
建売住宅で後悔してしまう主な原因
ここでは、建売住宅で後悔してしまう以下3つの主な原因を見ていきましょう。
- 購入を急いで即決してしまうから
- 建設途中の様子を把握しにくいから
- オプションで追加費用が発生するケースがあるから
それぞれ解説します。
購入を急いで即決してしまうから
建売住宅はすぐに入居できる物件が多く、つい購入を急いで決断してしまいがちです。十分な検討期間を設けずに即決してしまうと、入居後に間取りや設備の面で不満を感じるでしょう。
購入前には複数の物件を比較して、希望に合った家を慎重に選ぶことが大切です。
建設途中の様子を把握しにくいから
建売住宅は完成品した状態で販売されるケースが一般的であり、建設途中の様子を把握しにくい点がデメリットの1つです。施工品質や使用されている材料に関する詳しい情報を得られず、不安を感じてしまうでしょう。
住宅を購入するときは信頼できる建築業者を選び、可能であれば建設途中の様子を確認させてもらうか、すでに完成している場合は施工中の写真や材料の情報を見せてもらうことが大切です。
オプションで追加費用が発生するケースがあるから
建売住宅で標準仕様以外の設備や内装を希望すると、オプションとして追加費用が発生することがあります。追加費用を払った結果、予算がオーバーしてしまうと、費用面で後悔してしまうでしょう。
事前にオプションの種類や標準仕様で提供されている項目を確認し、オプションにかかる費用も合わせて聞いておくと安心です。
建売住宅で後悔しないためのポイント
ここでは、建売で後悔しないためのポイントを解説します。
- 注文住宅と建売住宅の特徴を比較する
- 予算に見合った価格の物件を選ぶ
- 時間を変えて日当たりを確認しておく
- 内覧の際にはチェックリストを用意しておく
- 具体的な生活イメージを持って間取りをチェックする
- 建物の周辺情報を確認する
上記6つをそれぞれ見ていきましょう。
注文住宅と建売住宅の特徴を比較する
家を購入する前に、注文住宅と建売住宅それぞれの特徴を比較してどちらが合っているか慎重に判断することが大切です。建売住宅の購入を検討していても、人によっては注文住宅のほうが向いている場合もあります。
注文住宅と建売住宅の主なメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
メリット | デメリット | |
注文住宅 | ● 間取りや設備を自分の理想通りにできる
● 個性的なデザインの住宅を建てられる | ● 建売住宅に比べて費用が高額になりやすい
● 契約から入居までの期間が長い |
建売住宅 | ● 注文住宅より費用を抑えやすい
● 購入から入居までの期間が短い | ● 間取りや設備が自分の希望と合わない場合がある
● 近隣住宅との違いを出しにくい |
特徴を参考に、自分たちのライフスタイルに合っているものを選ぶことをおすすめします。
予算に見合った価格の物件を選ぶ
建売住宅に限らず、家づくりにおいては予算内で購入できる物件から選ぶことが重要です。
マイホームを購入する際には、初期費用や住宅ローンの返済費用だけでなく、将来的な維持費や修繕費も視野に入れて計画を立てる必要があります。住宅に関連して発生する費用を把握しておき、余裕がある資金計画にしておけば、購入後の経済的負担を軽減できます。
時間を変えて日当たりを確認しておく
建売住宅の見学は、なるべく時間帯を変えて複数回訪れることがおすすめです。朝や昼、夕方と時間を変えて屋内の日当たりを確認しておけば、実際の暮らしでどの程度の採光を取れるか把握できます。
先述したとおり、日当たりは快適な生活に直結するので、慎重にチェックしましょう。
内覧の際にはチェックリストを用意しておく
内覧時には、事前に確認するべき項目を書き出しておいたチェックリストを用意しておくことがおすすめです。チェックリストを活用して大事なポイントを漏れなく確認すると、入居後の後悔を防げるでしょう。
以下にチェック項目の例をまとめたので、参考にしてください。
<チェックリスト>
建物の状態 | 外壁 | ● ひび割れ・汚れはないか |
屋根 | ● 瓦のズレや破損はないか | |
窓 | ● サッシの動きは正常か
● ガラスは破損していないか | |
床 | ● フローリングに傷や凹みはないか
● 床が傾いていないか | |
天井 | ● シミや汚れはないか
● クロスは剥がれていないか | |
壁 | ● 傷や汚れはないか | |
設備 | キッチン | ● シンクやガスコンロは使いやすいか
● 十分な収納スペースはあるか |
浴室 | ● 浴槽の大きさが家族に合っているか
● 浴室乾燥機や追い焚きなど欲しい機能があるか | |
トイレ | ● 便器は清潔で家族で使いやすいものか
● 掃除しやすい素材が使用されているか | |
洗面所 | ● 家族全員が使いやすい収納スペースがあるか
● 鏡や洗面台はメンテナンスしやすいか | |
間取りと収納 | 間取り | ● 部屋の数や広さが家族構成に適しているか
● 柔軟に使用できる間取りか |
採光 | ● 朝・昼・夜ともに適切な採光を取れるか | |
収納 | ● 収納の数や配置は適切か | |
周辺環境 | 立地 | ● 生活に必要な施設が近隣にあるか
● 治安や騒音に関する問題がないか |
防災 | ● 災害時のリスクが低いか | |
近隣の建物 | ● 将来的な建設物の予定はあるか |
内覧時の便利アイテムとして、メジャーや懐中電灯、カメラや筆記用具もあると安心です。
具体的な生活イメージを持って間取りをチェックする
間取りを確認する際には、具体的な生活イメージを持つことが大切です。実際にそこで暮らす様子を想像すると、家具の配置や生活動線を意識しながら間取りをチェックしやすくなります。
どのような生活を送りたいか家族でしっかりと話し合ってから、共通の生活イメージを持つことが大切です。
建物の周辺情報を確認する
物件そのものに限らず、周辺環境も合わせてチェックしておきましょう。
スーパーや緊急時にも対応してくれる病院、学校など、生活に必要な施設が近隣にあるかを事前に確認しておくことが大切です。また、交通の便や周辺の治安、騒音問題の有無なども確かめておくと、安心して暮らせる環境を選べます。
ポイントを押さえて建売住宅での後悔を防ごう
この記事では、建売住宅で後悔してしまった失敗事例を紹介しました。
建売住宅は注文住宅と異なり、自分で間取りやデザインを選択できません。内覧の際には、生活の具体的なイメージを持って間取りや収納を確認しましょう。
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