2024/12/26

新築戸建てへの引っ越し前後にやることリスト!期間ごとに詳しく解説

新築戸建てへの引っ越し前後にやることリスト!期間ごとに詳しく解説

この記事では、新築戸建てに引っ越す前後にやることをリストにして解説します。

引っ越しまでには業者の選定をはじめ、電気・水道・ガスの手続きなどさまざまな準備が必要です。また、作業がスムーズになるように、引っ越し当日までに荷物を全て整理したり、引っ越し後に新住所の登録をしたりなど、さまざまな用意をしておきましょう。

この記事では、新築戸建てへの引っ越し前後にやることを、期限ごとに詳しく解説します。これから引っ越しを控えている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

【この記事でわかること】

  • 新築戸建てへの引っ越し前にやることの比較表
  • 新築戸建てへの引っ越し前にやることリスト

新築戸建てへの引っ越し前後にやることの比較表

ここでは、引っ越しの前後にやることを比較表にして解説します。以下の表を確認しましょう。

期限やること
1ヶ月前まで● 引っ越し会社の選定と予約

● 火災保険を契約する会社の選定

● テレビ・固定電話・インターネットの手続き

● 粗大ごみの処分

● エアコンの設置

1週間前まで● 電気・水道・ガスの手続き

● 役所関係の手続き

● 各種サービスの住所変更手続き

● 近隣への挨拶

前日まで● 使用頻度の高いものを梱包

● 新居の掃除

引っ越し後● 荷解き

● 役所関係の手続き

● 免許証・車庫証明・車検証の住所変更

インターネットやエアコンなどの生活に必要なものは、早めに準備することが必要です。また、引っ越し後に慌てないよう、サービスなどに登録している住所変更は早めに行いましょう。

また、新居の掃除は引っ越しの前日までに終わらせておくことが重要です。当日に家具などを入れてしまうと掃除しにくいため、前日までに掃除しておきましょう。


新築戸建てへの引っ越し1ヶ月前までにやることリスト

引っ越し1ヶ月前までにやることリストは以下のとおりです。

  • 引っ越し会社の選定と予約
  • 火災保険を契約する会社の選定
  • テレビ・固定電話・インターネットの手続き
  • 粗大ごみの処分
  • エアコンの設置

順番に解説します。

引っ越し会社の選定と予約

最初に行うべきことは、引っ越し業者の選定です。特に2〜3月や週末は予約が埋まりやすいため、早めに計画を立てましょう。

引っ越し業者には、全国対応の大手から地域密着型の中小業者まで、さまざまな選択肢があります。料金が安くても大切な荷物や新居に傷が付くようなことがないよう、各業者のサービス内容やオプション、評判などをインターネットで確認して信頼できる業者をいくつか選びましょう。

同じ条件でも業者ごとに価格に差が出ることが多いため、信頼できそうな業者が決まったら1社に絞らず、複数の業者に見積もりを依頼することがおすすめです。引っ越し希望日に余裕をもたせると、安価なプランを提案してもらえる可能性もあります。

また、一括見積もりサービスを利用するのも効果的です。見積もりが出揃ったら、費用と日程を比較して納得できる業者を選びましょう。

火災保険を契約する会社の選定

火災保険を提供している会社にはさまざまな種類があり、住宅によっては不要な項目がある場合もあります。

基本的には建築会社やハウスメーカーから紹介を受けられますが、引っ越し業者と同様に複数の保険会社から見積もりを取り、比較することがおすすめです。

また、引き渡し日を保険開始日に設定できるよう、前もって手続きを済ませておきましょう。

テレビ・固定電話・インターネットの手続き

新築戸建てに引っ越す際、テレビやインターネット、固定電話などの回線契約は事前に手続きを進めておく必要があります。

特にテレビの視聴方法については、アンテナ工事やケーブルテレビ、光回線を利用したインターネットサービスなどの選択肢があり、いずれの場合も工事が必要です。インターネット回線も同様に引き込み工事が必要ですので、業者を選定して工事日を予約しましょう。

インターネット回線はほとんどの家庭で契約するため、事前にプロバイダを選んで開通工事を手配しておくと安心です。特に、引っ越しシーズンの3月などは回線工事の予約が埋まりやすいので、なるべく早く手続きを進めましょう。

粗大ごみの処分

新築購入後の引っ越しでは家具を買い替える人も多く、不要になる家具が複数出てきます。引っ越しの1ヶ月ほど前から処分を始めることがおすすめです。

自治体の粗大ごみ回収を利用する場合は、指定のシールを購入して回収日に合わせて出しましょう。

民間の回収業者に依頼する場合、費用がかさむケースがあります。引っ越し1ヶ月前には業者を選定して、当日に回収してもらうようスケジュールを組むことが重要です。

エアコンの設置

エアコンの取り付け工事は特に季節の変わり目に繁忙期を迎えるため、希望通りの日程で工事を依頼できない場合があります。新居へのエアコン設置は、引っ越しの1ヶ月前に業者を選定して予約することがおすすめです。

また、エアコンを新調する際には、テレビや冷蔵庫などの他の家電と一緒に家電量販店で購入し、取り付けを依頼する方法も便利です。

工事の日程調整がしやすく、余裕をもって対応できるでしょう。


新築戸建てへの引っ越し1週間前までにやることリスト

引っ越し1週間前までにやることのリストは以下5つです。

  • 使用頻度の低いものの梱包
  • 電気・水道・ガスの手続き
  • 役所関係の手続き
  • 各種サービスの住所変更手続き
  • 近隣への挨拶

順番に解説します。

使用頻度の低いものの梱包

引っ越しの準備が始まったら、まずは使用頻度の低いものから梱包を始めましょう。

季節外れの衣類や普段使わない家電、書籍などは早めに整理して段ボールに詰めておくと、引っ越し直前の慌ただしい時期に入る前に家がすっきりします。

電気・水道・ガスの手続き

新築戸建てに引っ越す際、電気・ガス・水道の手続きは欠かせません。

忘れてしまうと、引っ越し初日に電気が使えなかったりお風呂に入れなかったりと、不便な状況に陥ってしまいます。

まず、現在住んでいる場所で利用している電力会社やガス会社、水道局に連絡し、使用停止の手続きを行います。インターネットで簡単に申し込めるケースが多いため、事前に確認しておきましょう。

次に、新居でのライフライン供給を開始するため、引っ越し先の各社にも使用開始の連絡を行います。ガスについては立ち会いが必要なケースが多いため、開栓作業とガス機器の点検を受けることを忘れないようにしましょう。

役所関係の手続き

引っ越しに伴い、以下3つの手続きが必要です。

  • 転出届・転居届を提出
  • 国民健康保険資格喪失届を提出し、保険の加入先を変更
  • 児童手当の受給事由消滅届を提出

上記の手続きは引っ越し前の地域で行います。余裕を持って済ませておくことがおすすめです。

各種サービスの住所変更手続き

各種サービスや携帯電話、銀行預金や各種保険、社会保険などの住所変更手続きも、忘れずに行う必要があります。

特に、郵便物の転送サービスは開始されるまでに時間がかかるため、引っ越しが決まったら早めに手続きを進めておきましょう。

郵便局では、転居届を提出すれば旧住所宛ての郵便物が新居に転送されるサービスを1年間利用できます。転居届の手続きには、免許証などの本人確認書類と旧住所の確認書類が必要です。

近隣への挨拶

引っ越し準備などで新居に足を運ぶタイミングを見計らって、引っ越しの1週間前に挨拶回りを行うと良いでしょう。引っ越し後は忙しくなるため、前もって顔を見せておけば今後のお付き合いがスムーズになります。

挨拶先は両隣と向かいの家、さらに裏の家を訪問するのが一般的です。子どもがいる場合やペットを飼っている場合は、騒音などのトラブルを避けるために最初に一言伝えておくと理解を得やすくなります。

挨拶時には、日持ちのするお菓子や蕎麦、洗剤などの消耗品を手土産として持参しましょう。

また、訪問する時間帯にも配慮が必要です。早朝や夜間は避けて午後10時前後の昼間の時間帯や休日の午前10時から午後5時頃に訪れるのが望ましいといえます。

相手が留守しがちで夜しか訪問できない場合は、午後7時から8時頃を選びましょう。


新築戸建てへの引っ越し前日までにやることリスト

新築戸建てへの引っ越し前日までにやることは以下2つです。

  • 使用頻度の高いものを梱包
  • 新居の掃除

順番に解説します。

使用頻度の高いものを梱包

日常的に使用する家電製品やキッチン用品、寝具や衣類など、使用頻度の高いものは、引っ越しの前日までに梱包しておきましょう。

引っ越し後すぐに必要となるため、梱包時には手の届きやすい場所に保管しておくことがおすすめです。また、引っ越し当日は、使用頻度が高くすぐに必要になるものを取り出しやすい場所に置いておくと便利です。

新居の掃除

新築の家に掃除は不要に思えるかも知れませんが、工事後や人の出入り、資材の運搬などで意外にほこりが溜まっています。ハウスクリーニングが行われていても、入居の前に再度、自分で掃除をしておきましょう。

特に、密閉された空間では、時間が経つとほこりが溜まりやすくなっています。掃除をせずに引っ越すと、搬入した家具が汚れたり、家具を置いた部分が掃除できないままになったりします。


新築戸建てへの引っ越し後にやることリスト

新築戸建てへの引っ越し後にやることは以下2つです。

  • 荷解き
  • 役所関係の手続き
  • 免許証・車庫証明・車検証の住所変更

順番に解説していきます。

荷解き

引っ越しが終わり荷物の搬入が完了したら、まずは段ボールの数を確認して紛失や未搬入のものがないかチェックしてみましょう。荷物が揃っていることを確認したら、割れ物が入っている箱をチェックして破損や損傷がないかも確かめます。

問題がなければ、使用頻度が高いものから順に開封を始めましょう。最初に開けるものは、日常生活で必要不可欠なアイテムです。

荷ほどきは生活に支障が出ない範囲で進め、残りは落ち着いて自分たちのペースで進めていくと新生活をスムーズにスタートできます。

役所関係の手続き

引っ越し後にもさまざまな手続きが必要です。例えば、以下4点が挙げられます。

  • 引っ越し先の役所で「転入届」または「転居届」を提出する
  • 転入届や転居届を提出する際に、マイナンバーカードの住所変更手続きを行う
  • 引っ越し後、役所で国民健康保険と国民年金の住所変更手続きを行う
  • 引っ越し先の役所で認定請求書を提出する(児童手当を受け取る場合)

上記の手続きのなかには、忘れると罰金の対象となるものがあるため注意しましょう。

免許証・車庫証明・車検証の住所変更

引っ越し後は、運転免許証の住所を最寄りの警察署や運転免許センター、運転免許試験場で変更しましょう。

また、車庫証明の住所変更は管轄の警察署に申請が必要なほか、車検証の住所変更は運輸支局で手続きを行い、登録内容を更新する必要があります。

いずれも早めに手続きを済ませておくことが大切です。


新築戸建てへの引っ越し前後にやることをしっかり把握しよう

この記事では、新築戸建て住宅への引っ越し前後にやることを解説しました。

新築戸建てへの引っ越しには、さまざまな準備や手続きが必要です。それぞれ期限が異なるので、引っ越しが決まったら余裕を持って用意を始めましょう。

また、役所関係の手続きの中には、期限に間に合わない場合に罰金の対象となるものがあります。事前に必要な手続きや期限を洗い出し、落ち着いて手続きを実施してください。